Hulipについて
社会のニーズに大学の知と学生の学びで応える
ヒューマンライフ支援センターは、2002年(平成14年)に120周年記念館建立を記念して誕生しました。東京家政大学が歴史と共に培ってきた衣食住、生活に関わる知見を、地域社会に還元する社会貢献と、地域とのつながりの中で学生の実学を推進する部署として設置されました。Hulip(ヒューリップ)とはHuman Life Plazaの略であり、ヒューマンライフ支援センターの通称として、チューリップのように親しみをもってもらおうと命名されました。 Hulipの活動の一例を紹介しますと、 カプセル育児やワンオペ育児が社会問題となった当時、3歳未満の親子が若い世代と交流できる居場所がほしいとのニーズに、大学板橋キャンパス内にサロン(現在の森のサロンの原型)を設置し、地域の親子と学生や教職員が交流できる場をつくりました。 乳がん罹患者の増加を受けて、女子大学の使命としてピンクリボン運動に参画し、女性の健康をテーマとしたイベントや本学卒業生のデザインによる啓発カレンダー等を制作しています。 2007年には食育基本法が設置されたことを受け、学生が主体となり食育遊びを体験できる「食リンピック」を発案。東京家政大学ならではの地域イベントに発展しました。 2017年からは農林水産省の農業女子プロジェクトに参画し、女性の生き方と農業の可能性について考える活動を展開しています。 この他、これまでに企業や行政と実施した産学官連携事業は100件を超えました。 地域や企業のニーズに応じて、学生は大学の専門分野を活かして活動するケースと、学部学科の枠を越えて他学科の学生同士が協働して活動するケースがあります。いずれも活動を通じて、様々な人々との「であい・ふれあい・学び合い・育てあい」が展開されています。大学が地域社会とつながることは、学生にとって机上では得られない生きた学びを体験する機会であり、地域社会にとっては、若い発想やエネルギーと触れる機会であり、思索・対話を通じて双方にとってウインウインの関係を築くことができています。 これからも「社会のニーズに大学の知と学生の学びで応える」をモットーに、地域社会と大学の共存共栄を目指していきます。
運営委員
大西 淳之 Junji Onishi / 家政学部 栄養学科 教授
副所長
内野 美恵 Mie Uchino / ヒューマンライフ支援センター 教授
コーディネーター
石田 恭嗣 Kiyotsugu Ishida / 家政学部 服飾美術学科 教授
岩﨑 香織 Kaori Iwasaki / 家政学部 児童教育学科 准教授
土屋 京子 Kyoko Tsuchiya / 短期大学部 栄養科 教授
手嶋 尚人 Naoto Tejima / 家政学部 造形表現学科 教授
堀 科 Shina Hori / 家政学部 児童学科 准教授
三神 彩子 Ayako Mikami / 家政学部 栄養学科 非常勤講師
宮本 真帆 Maho Miyamoto / 家政学部 造形表現学科 准教授
※コーディネーターは50音順に記載