家政大の強み

 

東京家政大学の強みは、女性の一生を支える分野と長く関わってきたことです。1881年の創立時は、「自主自律」の建学の精神のもと、裁縫教授技術の修得と広く知徳を涵養することにより女性が身を立てることができるということを目指しました。第2次世界大戦後は、女性による生活技術の改善を目指し、家政学を柱として今日の我が国の女性の地位向上と国民生活の豊かさに貢献しました。その時の学長が「愛情・勤勉・聡明」を生活信条として励むことの重要性を確立しました。そして、今や乳幼児から高齢者までの幅広い学問分野を対象として教育・研究を行う大学・短大、そして博士課程を擁する大学院へと成長発展しました。児童・保育から看護・リハビリテーション学まで広範に包括する各分野が存在し、心理学、栄養学、福祉、環境など女性の充実した人生に欠かせない分野や、造形表現や服飾美術、英語コミュニケーションなど人生を豊かで文化的なものにする専門分野がそろっています。また、創立以来、資格・免許の取得を通して、女性が社会で活躍できる人材育成の方針が守られ続いています。

東京家政大学は、「ひとの生(Life)を支える学の構築―健康生活研究の東京家政大学―」というテーマのもと、「東京家政大学」が行ってきている教育・研究を、「ひとの生(Life)を支える学」としてまとめあげていきます。