健康科学部の紹介
学部長メッセージ
鈴木 幹子
健康科学部 学部長
「自分らしく生活できる」支援を創造し、実践力を持った医療専門職の育成
東京家政大学における医療専門職の人材育成が狭山キャンパスから開始されて10年が経過しました。2014年に看護学科が、2018年にはリハビリテーション学科が開設され、健康科学部は2学科体制となって、共に学び、保健医療福祉における多職種間の協働・連携できる力を培っています。
看護学科では、近代看護の祖ナイチンゲールの示唆を基盤とし、誕生から老いまで、あらゆる年代の人々が「その人らしく生活できる」を支える実践力を持った看護師・保健師・助産師を育成しています。看護の対象は、「生活する人々」であり、健康の保持増進と生活の質の維持には、対象の理解と対象が持つ力を発揮できるような支援が必要です。看護学科では、対象の思いや価値観を理解し、対象の強みを引き出すことができる知識・技術・態度を身に付けた看護専門職を目指しています。1年次から段階的に臨地実習を積み重ね、各自が看護観を育み、実践力を獲得できるように丁寧に教育しています。看護教育の認証評価では、狭山キャンパス内の附置施設である産後ケアサロンや保育園、放課後デイサービスで実践的な学びができることについて高い評価をいただいています。
リハビリテーション学科では、建学の精神である「自主自律」に基づく職業的自律を目指し、あらゆる世代の人々が「その人らしく生活ができる」支援をするため、社会のニーズに対応できる質の高いリハビリテーションサービスの実践力を養い、保健医療福祉の発展と向上に貢献できる人材育成を行っています。コンセプトは、最新技術を学び、50 年先まで活躍できるセラピストの育成です。作業療法学専攻が育成する人材像は、”こころ”と”からだ”と”生活”に障がいがある全ての年代の対象者が、「その人らしく生活できる」よう、生活の再獲得と新しい生き方の獲得を支援できる作業療法実践者です。理学療法学専攻が育成する人材像は、疾病や傷害に起因する機能・形態障害のある、あらゆる年代の人々が「その人らしく生活できる」よう、身体機能・能力の改善、基本動作の改善を支援できる理学療法実践者です。
健康科学部の教職員は、学生の皆さんが医療に携わる専門家として成長できるよう支援していきます。生命を尊び、健康支援を創造し実践していく意欲のある方、自然豊かな狭山キャンパスで共に感性を磨き、共に学び、一緒に成長していきましょう。
人材養成・教育研究上の目的
- 看護学科は、専門知識と、保健・福祉・看護の基盤となる援助的人間関係を成立・発展させる技術を教授し、あらゆる年代の個人、家族、集団、地域社会を対象とし、健康の保持増進と生活の質を維持する看護実践ができる看護師・保健師・助産師を育成する。
- リハビリテーション学科は、基礎知識と専門知識技術を基に乳幼児から高齢者までを対象に、
作業療法学専攻では、人の“こころ”、“からだ”、“生活”に焦点を当て、その人らしい生活が獲得できるように支援できる人材を育成する。
理学療法学専攻では、疾病や傷害に起因する機能や形態障害に対して基本的身体能力や移動能力の改善を支援できる人材を育成する。
令和5年度 健康科学部 国家試験結果
・看護師
合格率97.0% 受験者99名 合格者96名
・助産師
合格率100% 受験者6名 合格者 6名
・保健師
合格率100% 受験者8名 合格者 8名
【令和5年度_リハビリテーション学科 国家試験結果】
・理学療法士
合格率100% 受験者38名 合格者38名
・作業療法士
合格率88.9% 受験者36名 合格者32名