食育ピクトグラム…令和3年10月、農林水産省が作成したピクトグラムです。食育の取り組みを子どもから大人まで誰にでもわかりやすく発信することを目的に作られました。
北区立柳田小学校との教育連携事業
実施年度 :2016~2022
連携先 :東京都北区立柳田小学校
指導 :ヒューマンライフ支援センター 専門職員 管理栄養士 堀田千晶/ヒューマンライフ支援センター 准教授 内野美恵
概要 :栄養学を学ぶ学生による給食参加や掲示物の作成、様々な学科・科の学生が協力して実施する食育出前授業、造形表現学科学生による食育とアートを融合させたバンダナ制作出前授業など、年間を通して小学校での取り組みを実施しています。2020年度からは、児童が給食の時間に視聴する動画教材を学生が制作し、小学校へ提供する取り組みを行っています。
※所属・役職・名称などは当時のもの
動画教材制作
実施年度 :2020~継続
参加学生 :全学部学科・科
新型コロナウイルス感染症対策のため黙食している児童が給食の時間を楽しめるよう、給食の時間に視聴する動画教材を制作し、小学校へ提供します。様々な学科・科の学生が大学での学びを活かし、児童へのアプローチ方法や言い回し、アニメーションなどを工夫しながら制作に取り組みます。小学校での視聴後には、児童の反応や感想が学生にフィードバックされます。
参加した学生の声
家政学部栄養学科
コロナ禍での資料集めや、動画データを作成することは想像以上に大変でした。しかし、自分が作った動画が児童に放映され感想が返ってくると、しっかりと児童に伝わったことが実感でき、作って良かったと感じました。コロナ禍でも食育に関わることができ、貴重な経験となりました。
食育出前授業
実施年度 :2016~継続
参加学生 :全学部学科・科
様々な学科・科の学生それぞれが大学で学んでいることを活かし、協力して授業を企画・実施します。児童が楽しく学べるように、児童へのアプローチ方法や、クイズやゲームを交えるなど内容を工夫し、教材の作成も行います。
参加した学生の声
家政学部栄養学科
児童一人ひとりが楽しそうに授業に参加し、内容をしっかりと知識として吸収してくれた様子が見て取れました。児童の前で授業をするのは初めての経験だったので緊張しましたが、大学1年生のうちにこのような経験ができたことを自分の糧として、今後の実習などでも活かしてきたいです。
バンダナ制作出前授業
授業日程 :2019年9月12日(木)
対象児童 :3年生
参加学生 :家政学部造形表現学科 6名
指導 :家政学部造形表現学科 准教授 宮本真帆/家政学部造形表現学科 准教授 曽根博美
小学校が実施する群馬県甘楽町での校外学習の事前学習として、食育とアートを融合させた出前授業を実施し、2種類のオリジナルバンダナを制作しました。児童は学生のアドバイスを受けながら、甘楽町から届いた稲や野菜などを観察したり、甘楽町をイメージしながら自由にイラストを描きました。授業実施後に学生がイラストをレイアウトし、完成したバンダナを児童にお披露目。校外学習当日は、児童たちがお揃いのバンダナを着用して活動しました。
給食参加
実施年度 :2016~継続
参加学生 :家政学部栄養学科/短期大学部栄養科
給食前の時間を利用して、当日の献立に使われている食材や旬の食材などを題材とした3分程度のミニ講義を行います。学生は題材を決めて教材や原稿を作成し、リハーサルを行って当日に備えます。ミニ講義後は、児童と給食をいただいて交流します。
掲示物の作成
実施年度 :2016~継続
参加学生 :家政学部栄養学科/短期大学部栄養科
旬の食材や行事食、栄養についてなど、「食」に関する掲示物を作成し、小学校へ提供します。掲示物は、小学校のランチルームなどに掲示されます。希望者は小学校へ訪問してお披露目を行います。
校外学習の補助
実施年度 :2016~2019
参加学生 :全学部学科・科
小学校が実施する群馬県甘楽町での農業体験の校外学習に同行し、児童のサポートをしながら一緒に活動しました。移動中のバス車内では、学生が考案したバスレクを実施。柳田小学校の給食の残菜を使用した堆肥が使われている農園での野菜の収穫体験や、繭クラフト体験などの補助を行いました。