食育ピクトグラム…令和3年10月、農林水産省が作成したピクトグラムです。食育の取り組みを子どもから大人まで誰にでもわかりやすく発信することを目的に作られました。
フリーズドライスープ商品開発プロジェクト
実施年度 :2022〜2023
連携先 :東洋水産株式会社
概要 :栄養学を学ぶ学生が東洋水産株式会社と共同でフリーズドライスープ「マルちゃん カラダほころぶ 豆乳と酒粕のスープ 4食入」を開発しました。商品は2023年8月21日(月)から全国の量販店、小売店などで販売されます。
※所属・役職・名称などは当時のもの
2022~2023年度(令和4~5年度) |
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マルちゃん カラダほころぶ 豆乳と酒粕のスープの開発
参加学生:家政学部栄養学科8名/栄養学部栄養学科2名/栄養学部管理栄養学科1名
指導 :大学院特命教授 峯木眞知子/ヒューマンライフ支援センター 教授 内野美恵/ヒューマンライフ支援センター 専門職員 管理栄養士 堀田千晶
この度、マルちゃんこと東洋水産株式会社と東京家政大学の産学連携事業「健康感のあるフリーズドライスープ開発」により、“カラダほころぶ豆乳と酒粕のスープ”が完成しました。 商品開発には、栄養学を学ぶ学生11名が参加し、店舗にて商品紹介のために提示されるPOPは造形表現学科の学生3名が制作しました。 以下、商品の特徴、商品ができるまでのプロセスについて紹介します。
商品コンセプト
東京家政大学で栄養学を学ぶ学生が考えたフリーズドライスープ「マルちゃん カラダほころぶ 豆乳と酒粕のスープ 4食入」が東洋水産株式会社より、全国にて新発売されます。学生ならではの斬新でトレンドを意識したアイデアに、健康感のある食材やフレーバーを使用し、栄養学を学ぶ学生のこだわりのスープに仕上げました。パッケージには、東京家政大学でデザインを学ぶ学生がつくった「家政つくる」ちゃん(東京家政大学ヒューマンライフ支援センター 産学官連携キャラクター)のイラストを加え、産学連携を演出しています。
商品概要
豆乳と酒粕を加えたスープに、ソテーオニオンの甘みと唐辛子の辛味を利かせました。食物繊維を含むごぼう、たんぱく質を含む大豆ミート、風味豊かなゆず等の特長的な具材を加え、健康感があり飲みやすい一杯に仕上げました。
参加した学生の声
家政学部栄養学科
意見交換にてブラッシュアップを重ねていく中で商品が段々と良いものになっていく、その過程に携わることができて嬉しかったですし、とても面白かったです。商品が変化していく過程を肌で感じることができ、貴重な体験をさせていただいたなと感じています。
家政学部栄養学科
私は将来、商品開発技術者として働くという夢があります。今回の活動で憧れの仕事の様子を少し知ることが出来てとても嬉しかったです。企業の方の話から美味しさだけではなく、それ以外にたくさんの要素が絡み合って一つの商品が生まれていることを知ることができ大変勉強になりました。
栄養学部栄養学科
全国展開の商品開発という、規模の大きいプロジェクトに参加したのは初めてでした。全体の責任感や、企業のマーケティング力など、これから社会に出た時に必要なものを感じることができました。同じ学科の先輩達の意見を聞くことができ、これからも栄養について深く学んでいきたいと思う気持ちが強くなりました。
商品紹介POPデザイン
参加学生:家政学部造形表現学科3名
指導 :家政学部造形表現学科 准教授 宮本真帆
スープの商品開発と併行して、販売店舗にて商品紹介のために提示されるPOPの作成を、造形表現学科の学生3名がデザインしました。 2022年12月、造形表現学科の学生を対象にPOP制作のデザイナーを募集し、エントリーされた中から3名が採用となりました。2023年4月末より、同学科宮本真帆准教授指導のもと週1回のデザインチェックを重ね、6月16日(金)には東洋水産様とオンライン打ち合わせを行い、貴重なご意見、ご感想を伺うことができました。学生視点の商品の魅力を伝えるPOPは、一部の販売店舗にて掲載されます。
参加した学生の声
家政学部造形表現学科
実際に発売される商品に携わらせていただく貴重な機会でした。
絵画などと違い、自身が何が作りたいかよりもお客さんから見てどうなのか、売り場に設置されたときどう見えるのか客観視する機会が多くありました。ものづくりをする上で今後に活かせそうな事が多く発見でき、嬉しく思っています。
家政学部造形表現学科
実際に企業様と関わる貴重な機会を得ることができました。自分らしさと求められる表現の差に悩み、デザインを作ることの難しさを痛感しつつも在学中にそのような経験をすることができていることを有難く思います。これからもデザインの力を磨いていくために、自身のデザインに自信をつけていきます。
家政学部造形表現学科
実際に売られる商品のPOPを制作するという貴重な経験ができとても嬉しかったです。1人で制作する時は気にならないような細かい修正があり勉強になりました。この経験を今後の制作活動にも活かしていきたいです。自分の制作したPOPが商品を購入するひと押しになればと思います。