2013年 企画展「よそおう -江戸後期から昭和初期のきものを中心に」展示風景
会場の様子をご紹介します。
髪飾り・装身具
「よそおう」という言葉には、衣服だけでなく髪型・化粧・身だしなみのすべてをさし、それらを整える、美しく飾るという意味があります。
櫛や簪などの髪飾り、たばこ入れなどの小物に、おしゃれ心がみられます。
江戸時代後期の小袖
小袖は現在の着物の原形とされる衣服。
時代や身分による好みや美意識の違いがデザインに反映されています。
武家装束
江戸時代、女性の華やかな装いに対して、男性の服装は身分や場に応じた規則がありました。
ここでは、直垂、裃、熨斗目といった代表的な武家装束を展示しています。
こだわりのおしゃれ
江戸時代に相次いで出された奢侈禁止令(ぜいたく禁止令)によって、人々は下着や羽裏などの目立たないところにおしゃれ心を見出しました。
こうしたこだわりは、明治以降の装いにも息づいています。
明治・大正・昭和のきもの
明治時代に導入された化学染料による 鮮やかな色合いの着物が目をひきます。
普段着として好まれた「銘仙」。
落ち着いた縞柄からモダンなデザインまで、多彩な魅力をお楽しみください。
展示室前の廊下には、企画展恒例「顔はめパネル」が登場。ぜひ記念撮影を!