2011年 企画展「染-染色画から染織まで」展示風景
会場の様子をご紹介します。
染色画
今回は、本学元非常勤講師 堀友三郎氏の「染色画」を中心にご紹介しています。染色画とは、堀氏がご自身の作品に対して使われる言葉で、染料の持つ透明感のある美しさや、薄い色を何度も重ねることにより生まれる色の深みを活かした絵画的な染色作品です。展示している染色画はすべて「のり染」で描かれた作品です。
丸紋
丸紋とは、身近な植物や果実、昆虫を丸い紋の中に描きおさめたものです。図案の中でも特に気に入ったものは、実際に渋紙を彫って型紙にし、さらに振袖や皿の絵付けに使用しています。
卒業生の作品
本学造形表現学科教授・安達順子氏、同講師・早瀬郁恵氏、現在も仕事をしながら制作を続けている服飾美術学科の卒業生2名の協力を得て、様々な染の表現を紹介します。
形になった染・織
人間国宝(重要無形文化財の保持者)である鈴田滋人氏、土屋順紀氏制作の着物など、伝統的な技法に独自の感性が加えられ形になった、染・織の作品をご紹介します。