みどりケ丘幼稚園は、東京家政大学の附属幼稚園として長い歴史を積み重ねてきました。
その間、時代の変化に応じて、３年保育を開始したり、園児の受け入れ定員を増やしたり、預かり保育を開始したりするなど様々な変革を重ねて参りました。一方で、創立当時からの子どもたちの「自主性」「主体性」を大切にした保育、子どもたちが“子どもらしく”いきいきのびのびと充実して過ごせる園生活や園環境の保障は、今も脈々と受け継がれています。

　本園は、子ども一人一人の個性を大切にし、互いに自己を十分に発揮し合い、活かし合いながら、充実して過ごせることを願っています。毎日の園生活では、子どもの好奇心を出発点に、遊びや生活の中での発見や発想を受け止め、考えたり、試したり、工夫したり、友達と相談したりするなどさまざまな経験を豊かにできるように援助し、遊びや生活を通しての「学び」を大切にしています。また、友達や身近な人々との関わり合いを通して、笑ったり泣いたり時にはぶつかり合ったりするようなさまざまな感情の体験に丁寧に寄り添い、人と一緒に生活する楽しさや充実感を味わえるように支えていきます。東京家政大学の緑あふれる自然豊かなキャンパスの中で、みどりケ丘幼稚園の子どもたちの心と体が伸びやかに育つよう力を尽くしてまいりたいと思います。

　平成３１年４月より「幼稚園型認定こども園」として新たな一歩を踏み出しました。 幼稚園と保育園のどちらの機能も併せ持つ園となり、多様な子育て家庭が集うことができるようになりました。グローバル化が進むこれからの時代、多様性を受け入れ、活かし合える力がますます問われるようになります。多様な人々との出会いと交流を親子共に楽しめる３年間を過ごしてほしいと願っています。