環境への取り組み
はじめに
毎年の異常気象、テレビや新聞の衝撃的な映像、悲観的なデータや将来の予測・・・この子供たちのように地球の将来に不安を感じている方、何か行動しなければとお考えの方は多いのではないでしょうか。本学も家政学の知見をもとに、環境問題に真摯に取り組み、微力ながら貢献していきたいと考えております。しかしながら、「家政学」と「環境問題の解決」がどのように結びつくのかわからない、という方もいらっしゃると思います。
実は、家政学は100年以上前のアメリカで、自然科学の最新の知識を健全な市民生活のために活かす学問として生まれました。つまり家政学は、今日につづく生活環境問題にいち早く取り組んできたのです。たとえば、服飾関係ならクールビズや涼感を感じる繊維、食品関係なら食品の輸送や製造過程におけるCO2排出量(フードマイレージやカーボンフットプリント)など、様々なことが話題になっています。
今はまさに、京都議定書の第一約束期間(2008年~2012年)のただ中であり、環境に関わる国や都の法令も年々強化されています。学校名に「家政」を冠する本学では、より一層の地球環境、生活環境問題への取り組みを推進してまいります。その取り組みについて以下の4つに分けてご説明いたします。
- 敷地・建物・設備における取り組み
現在のCO2やゴミを減らし、環境的な債務を残さないために - 教育・研究機関としての使命
次代を担う学生に正しい環境知識や技能をあたえるために - 地域社会の一員として
自治体との協働や生涯学習を通じた地域への貢献 - 社会的責任をはたすために
国や都の法律や条令にもとづく義務について