ナースリールームの食事
食事の考え方
- 保育の方針に基づき食事を考えています。
- 食事はこどもたちのからだを育みこころも育むと考え、「おいしい食事をみんなで楽しく食べること」を大切にしています。
- こどもの成長にとって今何が大切なのかという視点から、食事を考えています。
- 遊び・睡眠を含めた生活全体の中でこどもを理解する視点を持ち、食事を考えています。
食事の内容について
なるべく数多い食品を、繰り返し取り入れるようにしています。
乳児から3歳の頃は、いろいろな食品の味・舌触り・かみごこちなどを経験するのに大切な時期です。
大人に比べてこどもたちはいろいろな食品や料理を食べる経験が少ないので、食事のたびに初めての経験をしているようなものです。そのため、初めてのものは食が進まない事が多いのは自然なことだと考えています。その経験を豊富にするために、献立には、季節に合わせて数多くの食品を繰り返し取り入れるようにします。
口の中の成長に合わせて調理方法を工夫します。
3歳未満では、歯がまだ生えそろわない子もいます。歯が生えそろうまでは大人よりやわらかく仕上げて、歯ぐきでしっかりかんで食べられるようにします。
味付けは薄味をこころがけています。
薄味にして、食品そのもののおいしさやだしの旨みを味わえるようにしています。
化学調味料および加工食品は使わないようにしています。
加工食品の中でも、ソーセージ・ハム・練り製品には化学調味料とともに食品添加物も含まれていますので、ほとんど使いません。化学調味料を使った食品を小さいうちから食べなれると、濃いうまみを好むようになり、 自然のだしからとったうまみでは物足りなくなるからです。
鉄分を多く含む食品を取り入れるようにしています。
大豆・金時豆・インゲン豆などの豆類、切り干し大根・凍り豆腐などの乾物類などを食べやすく調理して、献立に取り入れるようにしています。
盛り付け量は少なめにしています。
盛り付けは食べてみたくなるように少ない量を盛り付けています。「もっと食べたい」という意欲や「全部食べられた」という子ども達の思いを大切にしたいのでおかわりを十分にできるように用意しています。
季節の味を大切にしています。
魚・野菜・果物はなるべく旬のものを使うようにしています。旬の食べものから四季を感じ、食品の一番おいしい味が味わうことができます。季節を感じることの出来るご飯を中心とした和食の食事を大切にしたいと思います。
食品の彩りを生かしたメニューを心がけています。
食品の色は色とりどり。ほうれん草の緑・人参のオレンジ・トマトの赤・かぼちゃの黄・豆の茶など。野菜、芋、豆などを彩り良く組み合わせて、目でも楽しめるメニューを心がけています。
おやつについて
こどもたちはおやつをとても楽しみにしています。その気持ちに応えられるような楽しいメニューを心がけています。しかし、栄養面では、小さいこどもたちには食事と同じ意味を持っているので、午後のおやつのメニューは穀類に、野菜や肉、魚、豆などを取り入れた内容が多くなっています。甘味のあるメニューでは、砂糖の量はなるべく減らして、食材そのものの甘味を生かすように工夫しています。
食べる意欲を大切にしています。
こどもたち一人ひとり、発達の様子やその日の体調、生活リズムが違います。保育者との連携を十分に取りながら、こどもたちの様子に合わせて、温かくおいしい食事やおやつを食卓に出すようにし、こどもが自分から食べようとする意欲を大切にしていきたいと思います。
苦手なもの、初めてのものは全く食が進まない事が多いのは自然なことだと考えています。こどもたちが食べやすくおいしい食事やおやつを、食卓に出すようにしますが、こどもが自分から食べようとする意欲を大切にして、食事の様子を見守りたいと思います。
1日の食事
午前のおやつ (9:30ごろから) |
ほうじ茶あるいははとむぎ茶と小さなおせんべい、クッキーなど |
昼ごはん (11:00ごろから) |
たんぽぽ、どんぐりクラスごとに用意をして、おなかがすいた子から食べ始めます。 |
午後のおやつ (15:00ごろから) |
お昼寝から起きて、たんぽぽ、どんぐりクラス一緒に食べます。 昼ごはんと午後のおやつは毎日(土曜日以外)16:30~17:00に展示しています。 |
ある日のメニュー
離乳食
保護者や保育者と話し合いながら、赤ちゃん一人ひとりの発育発達に合わせて進めていきます。
食物アレルギーに対応する食事
医師の診断により、食事について指示がある場合は対応します。
行事食
日本の伝統にふれる機会にもなるので、行事の雰囲気を味わえるメニューを用意します。
こどもの日
こいのぼりが空を泳いでいるような盛り付けです。
七夕
七夕にちなみ、そうめんで天の川をイメージしたメニューです。
お楽しみ会
クリスマスツリーをかたどったごはん、骨つきのお肉のから揚げでパーティをします。おやつは一人ひとりろうそくを吹き消してケーキを食べます。
節分
鬼と大豆にちなんだメニューです。
ひな祭り
四角い黒いお膳に盛り付けたごちそうを前に、こどもたちはよそ行きの気分になって少し緊張します。
お団子作り
保育の中で楽しく作ります
十五夜の日に、子どもたちがお団子をつくり、季節の果物や野菜と一緒にお月様にお供えします。
クッキー作り
材料を混ぜてクッキーの生地ができたら、好きな形に成形します。焼き上がったクッキーは午後のおやつに食べます。
お弁当作り
おにぎりやおかずを、こどもそれぞれが自分のお弁当箱に詰めます。好きなメニューを多く詰める子、どのおかずも少しずつ詰める子などいろいろです。お弁当ができたら、散歩に出発です。
ケーキデコレーション
焼いたホットケーキに生クリーム・果物などで飾ります。