学科の概要
児童学科コンセプト
専攻の違い
児童学専攻・育児支援専攻 あなたにぴったりの専攻は?
実践的授業で専門性を身につけ、
将来、保育現場で活躍したい皆さんへ
児童学専攻
確かな経験値と専門性を、次代の保育者へつなぐ。
児童学専攻は、卒業生の多くが各地で園長や主任、そして園を支える保育者としての活躍により、高い評価を得てきました。
保育現場での経験を重ね連携し、研究や研修に携わる多様な能力をもつ教員が、実践的で質の高い授業を通して、確かな経験知と専門性を新たなる世代へと伝授します。
子どもたちと一緒に楽しめる講義や演習での学びは、将来、子どもをみる深いまなざしや専門性を身につけ、保育現場で活躍したい皆さんへお薦めします。
子どもに関わる多彩な職種の中から、
自分に合った未来を選びたい皆さんへ
育児支援専攻
社会のあらゆる場面で、子どもを育む力を。
「子育て支援」という言葉がまだそれほど認知されていない2001年に、「子育て支援」を学ぶコースを全国に先駆けて設置。
それが「育児支援専攻」です。育児支援専攻では、現代的なテーマについて幅広く学べます。
①地域子育て支援の企画に興味がある。
②多文化共生社会の子育てについて考えたい。
③社会に役立つ仕事に就きたい。
子どもの育ちに関わる多彩な分野で活躍できる構想力と実行力を身につけたい皆さんに、より実践的な学びを提供します。
学科長メッセージ
遊びの世界を子どもと生きよう
児童学科長 榎沢良彦
児童学科は子どもの世界を探求する学科です。子どもは大人とは異なる世界を生きています。大人の世界は、「仕事の世界」です。目的を設定して活動し、その成果が問われる世界です。そして、できるだけ効率的に目的を達成することが尊ばれます。
一方、子どもは「遊びの世界」を生きています。遊びには目的がないと言われます。すなわち、遊びの世界では活動の成果は問題ではなく、子どもはただ遊ぶこと自体を楽しんでいるだけなのです。その結果、子どもは豊かな体験をし、様々なことを学び、成長します。すなわち、遊びの世界で子どもは楽しみながら成長しているのです。
ところが、私たちは小学生、中学生、高校生、そして大人へと成長するにつれ、仕事の世界に移り住み、遊びの世界の豊かさを忘れてしまいます。しかし、保育者(幼稚園教師・保育士)は子どもの世界に飛び込み、子どもと一緒に生きる人です。すなわち、保育者とは忘れていた遊びの世界の豊かさを子どもと共に味わう人なのです。その結果、保育者自身の世界も豊かになります。それは保育の仕事の醍醐味です。児童学科では、子どもの世界の豊かさに触れることを通して豊かな心を持った保育者を養成したいと思います。