◆日時:平成30年5月10日(木)15:30~16:00
◆場所:板橋校舎 女性未来研究所 事務室(8号館1階)
◆対象:女性未来研究所兼任研究員・学内希望者
(参加費無料、申込不要)
◆定員:30名
テーマ「女性管理職はなぜ増えないのか」
講師 岩田 三代(本学非常勤講師)
※平野順子代表研究プロジェクト 共同研究者
発表概要
政府は「女性活躍推進」を旗印に、少子高齢社会を乗り切る切り札として女性の産業分野での活躍を推奨している。しかし、働く女性は増えても半数以上はパートなどの非正規雇用。企業の中枢である役員や管理職女性は増えず、先進国の中でその少なさが際だっている。女性管理職の割合が3割を超える先進国が多い中で、日本はまだ1割強。役員にいたっては3%で、日本経済新聞が主要企業にアンケートした結果では77%が「女性役員ゼロ」と答えている。
日本は政治と経済の分野で男女格差が大きく、世界経済フォーラムが毎年発表しているジェンダーギャップ指数は2017年で144か国中114位と過去最低を記録した。「2020年までに管理的職業に就く女性を30%にする」との政府目標はほとんど達成不可能といってもいい。
なぜ、こうした状況は改善されないのか。