《観光サービス・マーケティング研究室》学生活動報告
群馬県川場村冨士山集落での「冬×ふじやまプロジェクト」に学生2名が参加をしました。冨士山集落には、この地域の方々が守り継いできた棚田や里山での暮らしが残っています。冬の里山まつりとして、竹伐、手作りの竹灯籠、灯りを燈して雪の棚田に7000本の星空が生まれます。集落に暮らす人と学生サポーターが協働で行なっているプロジェクトです。
ふじやまプロジェクトは日常では経験できないようなことができる機会でした。竹燈籠を自分たちで並べ点灯しそれを見たとき本当に感動しました。地元の方が作ってくれるご飯もとても美味しくて、毎食食べるのを楽しみに作業ができました。東京農業大学の方々とも出会うことができたので本当にいい経験になりました。
小原 悠菜さんの感想:
塙先生に冬×ふじやまプロジェクトを教えていただいた時、まず一番にポスターに載っていた竹灯籠の美しさに惹かれました。この景色を見たいという気持ちと、他大学の学生さんや、川場村の人たちと関わりたいという気持ちが、このプロジェクトへの参加を決めた理由です。
実際に参加をしてみて、私は川場村の虜になってしまいました。まず、駅を出た瞬間に、空気の美味しさに驚き、車で宿泊地に向かう途中、流れる水の綺麗さ、空を飛ぶキジバトの美しさにどんどん惹かれていったのを鮮明に覚えています。村では、自分の住む街よりも、世帯同士の関わりが深い事を感じ、誰とすれ違っても暖かく声をかけてくださり、まるで集落の、家族の一員になったような気持ちでした。また、役場の方々と農村と都市との関係についてディスカッションする機会がありました。そこで農村の過疎化が進む現状を知り、地方を活性化する活動に関わりたいという気持ちでいます。
他大学の方と関わりながらプロジェクトを進める中では、自分とは全く違った環境で勉強をされている方々との会話の中で、多くの刺激を受けることができました。
そんな方々と作り上げた竹灯籠は、幻想的で忘れられない景色です。
人の温かさをひしひしと感じながら、多くの知識や考え方を吸収できた4泊5日間を通し、自分の視野の広がりを感じています。参加をさせていただけて本当に良かったです。プロジェクトを紹介してくださった塙先生をはじめ、関わってくださった全ての方に感謝を伝えたいです。
冬×ふじやまプロジェクトについては、こちらのサイトをご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=9zO1aAmuL9k