7月12日、石塚担当の「シェイクスピア研究I」の学外授業は早稲田大学演劇博物館にて実施しました。坪内逍遥によるシェイクスピアの全訳完成を記念して昭和3年に建設されたこの博物館には、日本を中心とした演劇の歴史資料、シェイクスピア関連の資料、坪内博士の遺品などが展示されています。
暑い夏の午後でしたが、博物館内入り口に集合。まずはエリザベス朝時代を模した逍遥記念室からスタートし、歌舞伎や能の衣装や台本、舞台の作りなどを時代順に見学して学びました。最後にシェイクスピアが活躍したグローブ座の模型を見ながら、教室で学んだイギリス・ルネッサンス当時の芝居小屋の様子を楽しく想像・再現することができました。
外で写した記念写真のバックには、当時のフォーチュン座を模した博物館の正面が写っています。早大のキャンパス内に、時代を超えた異国の別世界が存在するようでした。