プリゼミ(3年生)では1980年代にアメリカで興ったPerformance Studies (パフォーマンス研究)をクリティカルなCultural Studies(文化研究)として学んでいます。グローバル化が加速する時代に生き抜く力として、クリティカル・マインド(critical mind)やクリティカル・シンキング(critical thinking)を身につけて、「伝える力」のパフォーマンス力をさらに磨いています。たとえばミュージアムによる展示もパフォーマンスなのです。その謎を解き明かすべく、Bunkamura ザ・ミュージアムによる「くまのパディントン展」でフィールドワーク(6月24日)を実施しました。
以下、プリゼミ生の<声>を紹介いたします。
パフォーマンス研究を学んだのでパディントン展の雰囲気も身体で感じることができました。パディントンが世界中で愛されている理由がフィールドワークでわかりました。(SO)
パフォーマンス研究の新たな視点から、鑑賞者としてもミュージアムを楽しむことができました。今までにない考えで視野を広げ、鑑賞し、とても良い経験になりました。(MH)
ミュージアムにいた全員のパディントンへの愛が企画展をより素晴らしいものにして、パディントンの世界に集中して没頭できる空間になっていたと思いました。(AI)
パフォーマンスは展示や空間の使い方、鑑賞者の表情からも感じることだとプリゼミで学び、今まで抱いていた「展示」の概念が変わり、とても良い経験になりました。(RI)
展示の仕方、鑑賞者もパフォーマンスの対象になることを感じました。イギリス文化やパディントンの歩みなど展示空間に細部まで込められ、映画のなかに入った気分でした。(MY)
パディントン駅の壁紙、アフタヌーンティーの部屋など、パディントンの世界・空間の中でパディントンやイギリス文化のパフォーマンスをたくさん体感しました。(MM)
展示空間を意識して鑑賞しました。多くのアーティストが<パディントン>を描いていますが、それぞれに個性があり、解釈の違いがあり、その集合体であるとわかりました。(MK)
展示空間もパフォーマンスの一部であることを学んだ後、パディントン展に行ったので、今まで気づかなかったこともたくさん発見することができました。(CK)
ファンレターの展示やガラス張りの枠、カフェタイムの再現、4コマ漫画など、パディントンを知らない人でも楽しめる工夫がなされ、その世界観を楽しむことができました。(YS)
ミュージアムを通してイギリスの文化も感じ取ることができたのは、プリゼミで学んできたからだと思います。ミュージアムひとつでこんなにも得るものがあるのだと実感し、これからも新しい発見を楽しみたいと思います。(CA)
フィールドワークでより深くパフォーマンス研究について興味を持ちました。プリゼミの受講生と意見を共有できたのもとても良い経験になりました。学んだことを次は自分のパフォーマンスにも生かしていきたいです。(NN)