岩立ゼミ(ゼミナール・卒業研究)紹介
各ゼミについて子ども支援学科の学生が紹介します!
岩立ゼミ(ゼミナール・卒業研究)紹介
【活動内容】
岩立ゼミ(3年)では、学生一人ひとりの興味や問題関心に沿って、それらを主に発達心理学的手法を用いて、探求していくプロセスを経験します。まず、研究方法のエッセンスの講義を受けたのち、①大規模調査の資料やフィールドワーク等から問題や実態を知ること、②それに関する論文を読み、レポートを作成し、ディスカッションしながら学び合うこと、③そこから独自の仮説を導き出し、さまざまなアプローチにより明らかにしていくことなどを学びます。令和5年度の各学生の研究テーマとしては、「なぜ、すみっこぐらしは幼児を中心に大人にまで人気があるのか」「子どものストレスとレジリエンス」「子ども食堂の目的と在り方」「なぜ、若手保育者は保護者支援に困難を示すのか〜」などで、それぞれ、独自の問題意識や仮説をもとに、アプローチし、研究としてまとめました。これらを、さらに深めることで、卒論につなげていきます。
【岩立ゼミで学んだことー論文を読むこと、そしてフィールドに出ることー】
3年生のゼミでは、1、2年生の授業で学んだことを、論文を読んだり、先生の経験談を聞くことで深めることができました。今まで、論文を読む機会が少なかったですが、論文を読んでまとめるという基本的なことを丁寧に学ぶことができました。岩立先生は多くの方と繋がりがあり、子育て支援施設を紹介してくださいました。実際に足を運び、地域の子育て支援施設の在り方や、取り組みなどを理解することができました。疑問に思っていることが明らかになることや学びのきっかけになるなど、実際の現場に行くことの大切さを学ぶことができました。
3年生のゼミ風景(皆さん、発表の仕方も慣れてきました!)
【岩立卒論ゼミで学んだこと
ー論文を読み込むこと、ディスカッションをすることの大切さー】
岩立卒論ゼミ(4年)では、3年生でまとめた基礎的研究をさらに、深化させていきます。主体的に論文を読んだり、ディスカッションしたりしながら、事実や因果関係を明らかにしていく研究の醍醐味や楽しさ、充実感を味わうことを目指しています。令和5年度の卒論のテーマは「過去のきょうだい間の関わりと現在のきょうだい関係について」「保護者が持つ保育者への信頼感」「幼児期の運動経験が現在の運動有能感に及ぼす影響」でした。それぞれの研究を発表し合っては議論する姿、最後はデータ処理等についても積極的に学び合っていた姿が印象に残っています。
子育て支援センターの訪問(施設長の先生が園内を回りながら、説明をしてくださいました。)
卒論発表会(皆さん、素晴らしい発表でした!)
質問紙を工夫し、発達的変化として興味深い結果を得ました。
保護者の保育者への信頼感の研究を通して、保育の本質について考えさせられました。
幼児期の運動経験が、後の運動有能感につながっていくことが実証でき、その重要さにあらためて気づきました。