リハビリテーション学科

 

リハビリテーション学科

教育課程編成の全体方針

リハビリテーション学科の教育課程は,リハビリテーションに関わる専門職者に相応しい人材育成の基礎となる学士力の養成を目的として,作業療法士・理学療法士の国家試験受験資格を取得するための「理学療法士作業療法士学校養成施設指定規則」に準拠し教育課程を編成しています。
リハビリテーション学科では,生命と人格を尊重し,豊かな人間性と社会のニーズに対応できる質の高いリハビリテーションサービスの実践力を有する専門職者を育成します。さらに,女性が活躍する社会の創造という観点から,地域及び国際社会に貢献できる女性作業療法士・理学療法士を育成します。そのため,豊かな人間性と教養,論理的思考力,確かな専門的知識と技能,自ら行動を起こすことができる主体性や他者と協同・協働する力を修得できるよう,また,各年次において段階的,発展的に学修できるよう講義・演習・実習科目を配置しています。

教育内容

「基礎教養科目」

  • 教育や社会的・文化的性差などに関する豊かな教養と高いコミュニケーション能力,またデータを読み解く力を身につけ,人をさまざまな視点から理解するために,<コア科目>,<人間と社会・文化>,<人間と自然>,<人間と情報>,<人間と言語>に区分した基礎教養科目を配置します。

「専門基礎科目」

  • 人の運動・行動を解剖学,生理学,運動学,心理学,発達学的観点から,性差も含め分析・考察ができる能力と国内外でのリハビリテーション専門職者として必要な医学的知識を修得するために,<人体の構造と機能及び心身の発達>,<疾病と障害の成り立ち及び回復過程の促進>,<保健医療福祉とリハビリテーションの理念>に区分し,該当する科目を配置します。

「専門科目」

  • 基礎教養科目や専門基礎科目の知識をさらに応用させながら専門性を高め,専攻ごとに<基礎作業療法学>,<基礎理学療法学>に区分し,該当する科目を配置します。
    リハビリテーション専門職者としての管理能力を養い,科学的根拠に基づいた評価及び治療・指導・援助の知識・実践力を身につけるため,専攻ごとに<管理学>,<評価学>,<治療学>に区分し,該当する科目を配置します。
    地域社会に貢献できる専門職を育成するために,専攻ごとに<地域>区分とし,該当する科目を配置します。
    <臨床実習>区分においては,1年次の地域見学実習から4年次の「作業療法臨床実習Ⅱ・理学療法臨床実習Ⅱ」まで,各年次に段階的に臨床実習科目を配置します。学外における臨床実習施設では,原則として診療参加型実習を行うことで,確かな臨床実践能力を養います。また,臨床実習前後において,学内では,臨床実践における基本的な知識や技能を評価するため,OSCE(客観的臨床能力試験)とCBT(コンピュータを用いた客観試験)を行います。

教育方法

・教育効果を上げるために,複数の教員による共同授業やオムニバス形式の授業形態,あるいは障害当事者による講義などを取り入れます。
・地域に貢献する力を育むために,地域の発達障害関連施設,就労支援施設などで実践的な演習を行います。
・質の高い知識・技術を習得できるよう,ICTを駆使し,CBTやe-learningを用いた先進的な授業及び最新の医療機器を用いた実践的授業を導入・実施します。
・思考力や主体性・協同性を養うために,課題解決型授業,グループワーク,双方向授業や反転授業などを取り入れます。
・その他,大学に準拠します。

評価

・臨床実習は,ルーブリック評価に基づいて評価します。
・その他,大学に準拠します。