子ども支援学科
教育課程編成の全体方針
近年の子どもをめぐる諸情勢の変化に実践的に対応できることを目指し、教育・保育を担う保育者(本学科においては、幼稚園教諭・保育士の総称として用いる)の養成に加えて、支援に関する能力や資質を身につけ、建学の精神である「自主自律」を体現していける保育者を養成するため、カリキュラム編成にあたっては、以下の方針で構築しています。
多様な支援を必要とする子どもを含む全ての子ども一人ひとりの可能性を育てることができる保育者を養成するために、[教育・支援]、[芸術・文化]、[環境・共生]、[健康・医療]、[創造・未来]の5つの領域に基づいて、段階的に学修を深めていけるよう科目を配置しています。
まず、基礎教養科目と専門教育科目の2つに分け、基礎教養科目24単位以上、専門教育科目90単位以上、それらを含めて124単位以上を卒業要件とし、本学の生活信条である「愛情・勤勉・聡明」と学生本人の特性・個性を生かし自主性が育まれるような配置となっています。また、多方面にわたる学修に基づく子ども支援に係る高度な専門性を持った保育者を養成するため、専門教育科目を4つに区分しています。全体の構成は以下の通りですが、それぞれの科目群は年次に応じて相互に関連があり、また年次を追うことで発展的かつ累計的なつながりがあるように構成されています。
教育内容
「基礎教養科目」
- 豊かな人間形成と教養を養うための基礎として、「人間と社会・文化」、「人間と自然」、「人間と情報」、「人間と言語」、「人間と健康」、といった5つのカテゴリーに基づく科目群で構成しています。幼稚園教諭一種免許及び保育士資格取得のための必修科目も含まれます。
- また、「コア科目」として、「スタートアップセミナー自主自律」、「キャリアデザイン」を設け、本学の建学の精神をアクティブラーニングによって修得しながら、保育専門職者・社会人になるための基礎を培っていきます。
「専門教育科目」
- 子ども支援に係る教育者・保育者としての専門性を保証するため6つの科目群で構成されており、子ども学、子ども支援の研究力を獲得するための基礎・応用を学修します。
- 基礎理論科目と総合実践科目において、その多くが卒業必修並びに幼稚園教諭一種と保育士資格の取得において必修であり、支援科目においては、幼稚園教諭免許を基盤とした特別支援学校教諭一種の資格取得のための必修科目が設けられています。
- 一方で資格にかかわらず子ども支援学科の特色の一つである健康保育関連科目、子ども芸術・文化関連科目の選択ができます。
- 「基礎理論科目」
子ども学を包括的に学修するための基礎を体系的に学修します。 - 「総合実践科目」
子ども学の実践力を獲得するために現場実習を中心として基礎・応用を段階的に学修します。 - 「支援科目」
子ども支援の理論と実践力を獲得するための基礎・応用を段階的に学修します。 - 「健康保育科目」
子どもの病気や症状の知識と対処方法を獲得するために、医療機関附設の病児・病後児保育室およびこども医療センター病棟保育での実習を含め学修します。 - 「子ども芸術・文化科目」
子どもの豊かな表現活動を援助し、更に様々な支援を要する子どもの表現活動を支援(芸術療法を含む)できる専門的知識と実践力を獲得するための応用を学修します。 - 「総合研究科目」
総合研究科目においては、4年次の卒業研究へ向けて、「基礎ゼミナール」、3年次の「ゼミナール」、そしてテーマを決めた4年次の「卒業研究」というように段階をへて学修していきます。
- 「基礎理論科目」
教育方法
大学に準拠する。
評価
大学に準拠する。