防災を考える9月。
「親子で楽しむ、おもしろ防災デイキャンプ!」が9月2日(土)に東京家政大学板橋校舎120周年記念館多目的ホールにて開催されました。
この企画は、児童学科・保育科の研究助成プロジェクトの一環で開催され、地域の親子・学生ボランティアを含む総勢約70名の参加となりました。
板橋区地域防災課と連携し、参加者親子と体験型で防災避難を考える半日を過ごしました。
メニューは、①学生と一緒に遊ぼう!(段ボールあそび)、②防災クッキングに挑戦!、③おためしボードゲーム!、④お楽しみ防災企画(板橋区)です。
①「学生と一緒に遊ぼう!」では、段ボールを自由に使って、ふだんできないダイナミックな遊びをしました。災害時には限られた物品しかありませんが、段ボールは比較的手に入りやすく、子どもたちにとって、とっても楽しい遊び道具です。何が作れるかな?と考え、学生や保護者の方と一緒に巨大迷路や自分だけの車など大工作を楽しむ時間となりました。
②「防災クッキングに挑戦!」では、防災食(非常食・保存食)を使って、保温調理法やソーラークッカーの体験をしました。災害時に役立つ防災クッキングでは、包丁を手に挑戦します。自分が作った物を一口食べ「美味しい!」と、笑顔が見られました。
③「おためしボードゲーム!」では、子どもたちがボードゲームやカードゲームに熱中になれる空間(テント)を用意しました。テントの中で学生や保護者の方も交えて交流し、夢中になってゲームをし、楽しみました!
④「お楽しみ防災企画」では、なんと起震車が大学にやってきて、体験することができました。また、応急手当講習も用意していただき、親子で体験し学ぶ貴重な機会となりました。保育者を目指す学生にとっても、子どもに特化した応急手当講習が受けられ、将来に生かせる学びの場となりました。板橋区地域防災課の方々に感謝です!
子ども連れでの避難について、どのような「モノやコト」が必要となるのか、避難所で子どもたちがストレスから解放される遊び場をどのように作っていくかを考えていくことが大切です。
保育の専門性やスキルをどう支援に役立てるかを学ぶ場として、児童学科・保育科では、今後も板橋区と連携して「親子で楽しむ、おもしろ防災デイキャンプ!」を企画していきます。
(記事:児童学科 金子日菜乃)