7月15日(土)、児童学科尾崎ゼミの学生が無印良品板橋南町22で、絵本イベントを開催しました。
午前は絵本を使った造形ワークショップ。
ショッピングに来た親子が参加し、「てのひらすいぞくかん」(作・絵:ハン・テヒ、訳:やの もみこ、瑞雲舎)を読んだあと、子どもたちは想像の世界へ。夢中になって、手形スタンプをおこないました。カラフルなインクの手形を何かに見立てたり、最初からサメが描きたいと手形の位置を工夫したり、学生と家族が話しながら創作が進んでいきます。
お父さんは娘と一緒に手を重ねて、布のエコバックにぎゅっと押します。インクがついたか、ハラハラしながら、親子が慎重に手を離していきます。
カラブルな手形で、何とも言えない可愛らしいサイズ感。この年齢でしかできない造形ですね。手形だけで、アートです。
親子で協同の作品づくりに関われて、幸せな気持ちになりました!
子どもたちの作品
午後は絵本で多世代交流。
15時からは毎月行っている絵本の読み聞かせ会です。この日、小学生は学校があり、3連休の初日ということもあって、いつもより格段に子どもの数が少ないという状況。
しかし、いつも通り、りぷりんと友&愛のシニア世代の皆さんと一緒に、読み聞かせをおこないました。子どもが少なかったのですが、大人の参加が多く満員御礼。今回は、夏の特別企画とあって、海や夏のイメージで選書。絵本だけでなく紙芝居や音楽を付けた大型絵本のパフォーマンスも披露され、とても充実した回でした。
東京都健康長寿医療センター研究所(板橋区)から5名の視察団が訪れ、「絵本で多世代交流」の様子を見学しました。
「街中で、また商業施設で、このような多世代交流の場を作られているのは、あまり例のない取り組みです」とお褒めの言葉をいただきました。振り返りでも、回を重ねるごとに学生とシニア世代の結びつきが深まっていくことが話題となりました。
読み聞かせ会は、8月は夏休みを取り、9月から再び開催されます。7月15日(土)は一日、絵本イベントの日となりました。学生の皆さん、お疲れ様でした。(ゼミ教員:尾崎 司)