日本生まれの紙芝居は、独特の文化を形成しながら、子どもへ伝えるメディアとしても発展してきました。今回は、柿沼ゼミと尾﨑ゼミの合同ゼミでおこなわれたゲストレクチャーをお伝えします。
紙芝居の特性や演じるときに大切なことについて話を聞いた後、一人ひとりが実際に体験してみると、「抜いて静かに戻すのは難しかった」と実感。
▶︎童心社 橋口編集長「絵本には絵本にしかできない表現があり、紙芝居には紙芝居にしかできない表現がある」
さまざまな言葉を視覚的な情報に助けられながら、子どもたちは体験しているんですね。
実際に紙芝居に触れながら、紙芝居の魅力をたくさん学ぶことができました。
感想の一部は、下記の通り。
「絵本の読み聞かせ等は行なっていましたが、紙芝居は難しいと感じていました。しかし、講義を聞く中で、演じ手としても、見る側としても、紙芝居の世界の楽しさを味わうことができました。紙芝居だからこそ味わえる、物語の世界に引き込まれる感覚や一体感は素晴らしいと思いました。紙芝居の特性を使った抜き差し・動きのスピードなど、流れるようなストーリーと、紙芝居ならではの感想がとても印象に残りました」
「絵本と紙芝居の違いを知り、物語を子どもたちにどのように楽しんでもらいたいかで、絵本・紙芝居を選んでいきたいと思った。舞台があることで、物語がより集中することができた。紙芝居は扱いが難しく絵本を選びがちだったが、今日様々な種類の紙芝居に触れ、紙芝居の世界を知りたいと思った。絵と声で物語を知ることになる。紙芝居の良さを多く学ぶことができた」
童心社の橋口さん、花島さん、貴重な講義をしていただき、ありがとうございました!
(教員:尾崎 司)