COVID-19がおさまることを願って 「アマビエプロジェクト」スタート

COVID-19がおさまることを願って 「アマビエプロジェクト」スタート

新宿区・戸山ハイツに暮らす高齢者のために、造形表現の学生 たちが描いたそれぞれの「アマビエ」が150近く集まりました。
個性的な「アマビエ」イラストは第一弾を新宿区・戸山ハイツの高齢者サポートグループ「あうねっと」に届けました。今後も、展覧会、お守り作りなどを企画しています。


「アマビエを届けるプロジェクト」
美術と福祉の関わりの研究として、新宿にある戸山ハイツ在住の高齢者に、アートワークショップやアクティビティーを提供しています。高齢者の方々は、一人暮らしの方もおり、現在まで大変不安な日々を送っています。 外出自粛以降、直接お会いすることができないため、何かできないかと考え、高齢者の皆さんの健康を願い、アマビエを描いて届けるプロジェクトを立ち上げました。

「アマビエ」とは
アマビエは日本に伝わる妖怪です。京都大学図書館には、江戸時代後期の瓦版のような資料が伝わっています。それによると、肥後国(熊本県)に毎夜、海に光るものが現れたため、土地の役人がいってみたところ、アマビエと名乗るものが現れて、「今年から6年は諸国で豊作が続く。しかし、疫病が流行したら、私の姿を書き写した絵を人々に早々に見せよ」と予言を告げ、海の中へと帰って行ったといいます。

「あうねっと」とは
「あうねっと」は新宿区の団地・戸山ハイツで行われている、高齢者サポートのためのボランティア組織です。その活動のひとつ、カフェあうねっとでは、家政大教育福祉学科の松岡ゼミの学生が活動しており、今年から造形表現学科の曽根准教授も参加することになりました。

   
     
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